スマートフォン世界最大手の韓国サムスン電子は、世界市場のシェア争いで苦戦している。中国勢の台頭のほか、米アップルの急追が要因。サムスンは新製品投入などで巻き返しを図る。現地紙コリア・タイムズなどが報じた。
米調査会社IDCによると、昨年10~12月期の世界スマホ市場のシェア(出荷ベース)でサムスンは首位を守ったものの、シェアを前年同期の28.8%から20.0%に落とした。
一方、米アップルは「iPhone(アイフォーン)」の新機種が好調で19.9%(前年同期は17.4%)と首位に肉薄。3位以下の中国勢も低価格を武器に聯想(レノボ)が前年同期の4.8%から6.5%、華為技術(ファーウェイ)が5.7%から6.3%、小米科技(シャオミ)が2.0%から4.4%と軒並み拡大した。