--三菱航空機が手がける国産の地域路線用旅客機「MRJ」が昨年お披露目された
「17年度第1四半期に国内路線で就航するスケジュールだ。式典で実機を見たが、非常に美しい機体だった。ローンチカスタマー(最初の発注会社)であることは誇りに思うし、一方で厳しさもある。しっかり準備したい」
--仙台空港の運営権獲得に向け、三菱地所などの企業連合に参加した狙いは
「当社はこれまでも『仙台空港ビル』などに出資するなど経営に参画してきた。仙台空港は当社の発着便数(共同運航含む)が全体の6割弱を占る。これまで培った知見で、利便性が良くかつ手軽に利用できる空港になれば、多くの航空会社が就航しやすくなる」
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【プロフィル】伊東信一郎
いとう・しんいちろう 九大経済卒。1974年全日本空輸入社。取締役、常務、専務、副社長を経て、2009年4月に全日空社長。13年4月のANAホールディングス発足に伴い現職。宮崎県出身。