音楽ビジネスにストリーミングの波 CD中心の日本…定額聴き放題は広まるか (4/5ページ)

2014.8.14 06:44

音楽ソフトの生産額と有料配信額

音楽ソフトの生産額と有料配信額【拡大】

 もっとも、ソニーの配信サービスは「プレイステーション4」など家庭用ゲーム機や携帯電話、パソコンなどグループ系列の企業のユーザーに他のサービスと一緒に音楽を提供する側面が強い。「動画、音楽、画像など多岐にわたるサービスをそろえたのが強み」(担当者)とするなど、音楽配信に重点を置いているわけではない。

 NTTドコモは有料音楽配信のレコチョクと組み、Jポップを中心に約100万曲から厳選した300プログラムが聴き放題となる「dヒッツ」を12年7月に始めた。好きな楽曲を毎月3曲保存できる月500円のサービスと、保存はできない月300円のサービスの2種類がある。携帯電話の契約者向けサービスとの位置づけで、6月末の契約者数は合わせて約200万人だ。

 不正使用が問題

 ただ、ユーチューブなど動画共有サービスの普及を背景に「音楽は無料で聴けるもの」と受け止めている人は若年層などに多く、違法なダウンロードが後を絶たない。音楽コンテンツを検索して不正使用を可能にするアプリケーション(応用ソフト)も存在し、違法性の認識が薄いまま利用する人も少なくない。

「アーティスト側に十分な制作費を還元できる」と、音楽配信のメリットを強調

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