音楽ビジネスにストリーミングの波 CD中心の日本…定額聴き放題は広まるか (1/5ページ)

2014.8.14 06:44

音楽ソフトの生産額と有料配信額

音楽ソフトの生産額と有料配信額【拡大】

 CD中心の日本市場 縮小ジレンマ

 世界の音楽業界では、一定額を支払えば音楽が聴き放題となるストリーミング型の配信サービスが急速に普及している。先行するスウェーデンの「スポティファイ」は欧米を中心に約60カ国でサービスが展開され、米国に次いで世界で2番目に市場規模が大きい日本への進出も準備中だ。

 CDから有料配信のダウンロード、そしてストリーミングへと移行してきた欧米のように、日本でも音楽の楽しみ方が変わる可能性は小さくない。ただ、日本では音楽売上高の8割をCDなどパッケージ商品が占める一方、有料配信は需要が年々減少しており、配信サービスの前途は不透明さも抱える。

 「黒船上陸」は難航

 「懐かしの名曲から最新のヒット曲まで、数百万曲を手軽に楽しんでいただけるサービスをご提供します」

 スポティファイのホームページには、日本でサービスを始めることが告知され、心待ちにする音楽ファンも少なくない。

「黒船」の日本上陸は、実際には「難航している」との見方がもっぱらだ

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