日産自動車は2012年9月に発売した「ノート」で小型車需要を喚起する。排気量を1500ccから1200ccにダウンサイジングしたうえで、エンジンに過給機の一種である「スーパーチャージャー」を装着し燃費は25.2キロを実現した。現在もハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)に次ぐ「第3のエコカー」として高い人気を保つ。
ホンダは昨年9月に販売を始めた「フィット」で顧客開拓を進める。HVの燃費36.4キロが注目を集める一方、ガソリンエンジン車でも燃費を26キロまで高めるなどガソリンエンジン車の開発にも余念がない。
国内の新車販売では、軽自動車が、税制面での優遇や燃費性能に加え、広くなった室内空間など使い勝手でも支持を集め、全体の4割を占めるまでに成長した。続くのはHVで、トヨタが国内販売の4割、ホンダが2割を占める。