迫真の演技…推理サスペンスを演じているのか? 怪しさ全開の「中国型民主主義」 (4/7ページ)

2016.8.21 17:08

ASEM首脳会議に臨む中国の李克強首相(中央)=7月15日、ウランバートル(共同)
ASEM首脳会議に臨む中国の李克強首相(中央)=7月15日、ウランバートル(共同)【拡大】

  • 南シナ海問題で記者会見する中国の劉振民外務次官(共同)
  • 北京の中国外務省で記者会見する華春瑩副報道局長(共同)
  • 北京の中国外務省で記者会見する洪磊副報道局長(共同)

 ヤクザ映画さながら…中国国防相、貫禄の威圧感

 「仲裁裁判所の裁定には従わない」と、従来の主張を繰り返した中国国防相。深々とイスに腰掛けた「貫禄」「威圧感」は際立っていた。中国国防相の刺すような視線は、中国の巨額援助に依存するカンボジア&ラオスの国防相や、仲裁裁判所に訴えた“元凶”のフィリピン国防相に向けられていたと、小欄は確信している。「子分」と「敵対する組幹部」をにらみつける、映画で観る極道の視線そのものだったためだ。

 大舞台で名演を披露するには、凶悪な連続殺人犯が刑法学の世界的権威に「法体系が欠陥だらけ。命の尊さを学習し、法改正に活かしなさい」と言い掛かりを付けるがごとき、「神経」構造を備えねばならぬ。余りの図太さは「無神経」と表現すべきかもしれない。

 例えば、米大統領選挙への批判報道。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(社説)は、内部告発サイトで発覚した、米民主党全国委員会幹部が前国務長官のヒラリー・クリントン候補に肩入れしていたとの疑惑を採り上げた。が、外国人読者が恥ずかしくなるほど大胆なる説教をたれた。

そもそも、《米国型民主主義》などと断るあたりが怪しさ全開

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