海自ヘリ搭載艦「いせ」、防衛協力強化で中国けん制 比スービック入港

2016.4.26 18:43

フィリピンのスービック港に入る海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」=26日(共同)

フィリピンのスービック港に入る海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」=26日(共同)【拡大】

  • 海上自衛隊の護衛艦「いせ」の甲板上に駐機されたMH53E掃海ヘリコプター=26日、フィリピン・スービック港(共同)
  • フィリピンのスービック港に入る海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」=26日(共同)

 海上自衛隊最大級のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」が26日、フィリピン北部ルソン島のスービック港に入港した。今月上旬の15年ぶりの海自潜水艦寄港に続く動きで、日本とフィリピンの防衛協力強化を誇示し、南シナ海の軍事拠点化を続ける中国をけん制した。

 いせは基準排水量1万3950トン、全長197メートルで、艦首から艦尾まで延びる甲板を備えた空母のような外観の艦船。かつて米海軍の拠点基地が置かれていたスービック湾について、いせの高田昌樹艦長は「外洋から直接港に入ることができ、この海域で行動するにしても良い港だと思う」と指摘した。

 いせは今月中旬、インドネシア・スマトラ島沖で開かれた多国間共同訓練に参加。その後、米国や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など19カ国の軍将校を乗せ、スービックに入った。29日に出港し、南シナ海を航行してブルネイとシンガポールに向かう。(共同)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。