ピタリとはまる「支離滅裂」 “よい自衛隊”“悪い自衛隊”を使い分ける共産党 (2/8ページ)

2016.7.18 17:00

三沢基地で公開された米無人偵察機グローバルホーク=平成26年5月、青森県三沢市(鈴木健児撮影)
三沢基地で公開された米無人偵察機グローバルホーク=平成26年5月、青森県三沢市(鈴木健児撮影)【拡大】

  • 熊本地震を受け、輸送支援を行う米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=4月18日、熊本県南阿蘇村(福島範和撮影)
  • 和歌山県の津波災害対応訓練で、海上自衛隊の大型ヘリコプター搭載護衛艦「いせ」に着艦するオスプレイ=平成26年10月、和歌山県串本町沖(本社ヘリから)
  • 三沢基地に到着した無人偵察機グローバルホーク=平成26年5月、青森県三沢市(鈴木健児撮影)

 新聞社に入りたての新人時代、分かり難い記事を書くと鬼デスクに「小学校高学年(デスクによっては中学生)でも分かる記事を書けっ!」と、しばしばカミナリを落とされた。

 この点、共産党機関紙《しんぶん赤旗》は、奈辺に狙いがあるのかはあずかり知らぬが、気味が悪いほど丁寧で、分かりやすい。しかし、参議院選挙で民進党との協力「民共合作」を打ち出した後は、俄然分かり難くなった気がする。

 例えば、6月30日の《知りたい聞きたい/共産党は軍事費 どう考える?》なる記事。2016年度の当初予算に防衛省が計上した防衛費が、沖縄県の米軍基地や米軍再編関係経費を含め5兆541億円にのぼり、史上初の5兆円の大台を突破した事実を報じた。その上で、安倍晋三政権下で、防衛費を押し上げた主な原因を《海外派兵型の兵器購入費》と断じ、《削減》せよと求めた。 

 記事では、兵器を《国内型》と《海外派兵型》に完全に分けていた。一瞬、国民に向ける兵器を《国内型》、外国を侵略する際に投入する兵器を《海外派兵型》と区別したのかと思いギョッとした。結果は、半分ハズレで半分アタリだった。

赤旗によると、《海外派兵型》兵器の定義は…

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