関電が40年超の運転を目指すのが、関電高浜原発1、2号機と美浜原発3号機(福井県美浜町)だ。いずれも昭和49~51年に営業運転を開始した。国内の原発の運転期間は原則として40年と定められているが、所定の審査をクリアすれば最長で60年まで延長できる。国内には40年超の運転をしている原発はなく、実現すれば初めてとなる。
関電は昨年までに3基の特別点検を終え、運転延長認可申請を原子力規制委員会に提出。審査が進められているが、審査には期限がある。この期限までに規制委の審査に合格し、かつ工事計画と運転延長の認可を受けなければならず、高浜1、2号機は7月7日、美浜3号機は11月30日に期限を迎える。