自民党の小泉進次郎復興政務官は30日、都内で講演し、安倍晋三首相が10月7日に断行する内閣改造で重要ポストなどに起用される可能性について「ない。まだまだかけるべき『雑巾がけ』の期間がある」と否定した。将来の首相就任の可能性も「なりたいのではなく、『なってもらいたい』と思われる政治家になりたい」とかわした。
一方で、小泉氏は安全保障関連法に触れ、「理解が得られていないのは自民党の責任もある」と指摘した。東京電力福島第1原発事故に関しては「国家の根底が覆される怖さを感じた。どうすれば原発をやめていけるのかという方向性で考えていくべきだ」と語った。
「改造後、党に戻ればどんどん発信したい」と周囲に漏らしているという小泉氏。政府内で起用し、“進次郎節”を封じ込めるか。首相の選択が注目される。