国内ドローン規制、経産省が危機感 可能性を阻害、米中との技術差さらに開く (2/6ページ)

2015.6.4 07:00

小型無人飛行機「ドローン」の展示会は企業関係者らで混雑し、関心の高さを印象づけた=千葉市美浜区の幕張メッセ

小型無人飛行機「ドローン」の展示会は企業関係者らで混雑し、関心の高さを印象づけた=千葉市美浜区の幕張メッセ【拡大】

  • 千葉市の幕張メッセで開かれた第1回国際ドローン展には、多くの人が訪れた。規制への動きが加速する一方、ビジネスへの期待も大きい=5月20日

 免許制についても「操作が簡単ならば誰でも免許が取得できる。免許制にして何を制限できるのか」と手厳しい。官邸屋上でドローンが発見された問題についても「規制不備による問題ではなく、警備上の問題」と強調。「過度な規制はさまざまな可能性を阻害する」と訴える。

 経産省は、ドローンの技術に期待を寄せている。「地方創生特区」では、秋田県仙北市の国有林をドローンの実証実験場として選定した。

 5月には幕張メッセでドローンの国際展示会も行われ、訪れた内閣府の小泉進次郎政務官が「リスクばかりが報じられているが、どうやってよりよい社会づくりに生かすかという視点を忘れてはいけない」と述べるなど、経産省を後押しする発言も出始めた。

 経産省が焦る理由の一つには、規制緩和にもたついた結果、普及や技術革新に影響を受けた苦い過去があるからだ。

政府お墨付きの次世代自動車の最有力候補として普及が期待されていた

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。