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「無法」ドローン 官邸の限界破る 微量セシウム検出、放射線マークも (1/3ページ)

2015.4.23 09:15

首相官邸の屋上ヘリポートで発見された小型無人機を調べる捜査員ら=2015年4月22日、東京都千代田区永田町(酒巻俊介撮影)

首相官邸の屋上ヘリポートで発見された小型無人機を調べる捜査員ら=2015年4月22日、東京都千代田区永田町(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • シートの隙間から見えた小型無人機の拡大写真。4つのプロペラを備えている=2015年4月22日、東京都千代田区永田町(共同)

 東京都千代田区永田町の首相官邸の屋上ヘリポートで22日、小型の無人飛行機「ドローン」1機が見つかった。ドローン周辺で微量の放射性セシウムが検出され、弱い放射線を測定した。機体には放射線を示すマークのある容器が積まれており、中に液体が入っていた。警視庁公安部などは何者かが意図的に侵入させた疑いがあるとみて捜査本部を設置し捜査を始めた。

 「反原発」の意図?

 厳重な警備体制が敷かれている官邸に誰にも気づかれることなく侵入を許したことで、国内外で急速に普及するドローンへの警備に加え、規制や取り締まりの困難さが改めて浮き彫りになった。誰が何の目的で侵入させたのか。関係者の間に衝撃が広がっている。

 警視庁によると、ドローンは22日午前10時20分ごろに官邸職員が発見した。直径約50センチで、プロペラ4つを備えたヘリコプター型。容器のほか、小型カメラと発煙筒のようなものが2本積まれていた。

 容器には、放射線を示すマークとともに「RADIOACTIVE」と表記されたシールが張られていた。大きさは直径3センチ、高さ10センチ。プラスチックのような材質で、ふたがしてあった。表面が茶色で中は見えないという。周辺で検出されたのはセシウム134、137で、放射線は人体に影響のないレベルだという。

脅威、打つ手なし

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