サイトマップ RSS

【佐藤優の地球を斬る】ドローン 過小評価せず対策と開発を (1/3ページ)

2015.4.27 16:45

首相官邸の屋上で見つかった無人小型機「ドローン」(左の段ボールの下)=2015年4月22日午前、東京都千代田区(共同)

首相官邸の屋上で見つかった無人小型機「ドローン」(左の段ボールの下)=2015年4月22日午前、東京都千代田区(共同)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 4月22日午前10時27分、首相官邸の屋上に無人飛行機「UAV(Uninhabited Aerial Vehicle、いわゆるドローン=drone)」が落ちているのを官邸職員が見つけた。飛ぶときに蜜蜂の雄のような音がするのが、ドローンという名の起源である。ただし、ドローンが無人暗殺機を意味することが多いので、この言葉を嫌い、UAVを用いる専門家も多い。

 官邸屋上で発見されたドローンは、中国製という。直径約50センチで、カメラが付いており、搭載されていたプラスチック製の容器には「RADIOACTIVE(放射性の)」と記され、放射性物質のセシウム134、137が検出された。セシウムは容器の周囲に付着していたようで、中に入っている液体が何であるかは発表されていない。犯行声明は出ていないが、政治的事件と見るのが妥当だ。社会を恐怖に陥れることを意図するテロリストは、あえて犯行声明を出さない。また、いたずら気分の模倣犯が出て、事態を複雑にすることも懸念される。

 産経新聞はこの問題を重視し、4月24日の「主張」でこう述べた。<国家の中枢に、やすやすと達した「侵入者」からは放射性物質が検出され、それを示す文字があった。国民の不安をあおる、極めて悪質な意図もうかがえる。

官邸や原発など重要施設上空の飛行制限を行うべき

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ