外国メーカーによる国内ドローン(小型無人飛行機)市場参入の動きが活発化している。ドローンの国際見本市の開催も計画され、市場の裾野が一段と広がりそうだ。
仏メーカーのパロットは12日、消費者向けドローン「Bebop Drone(ビバップ・ドローン)」を4月上旬に発売すると発表した。価格は7万6572円から。インターネットでの通販のほか、家電量販店での販売も予定している。手軽に買える高性能なドローンが、国内での普及につながるか注目される。
ビバップは1400万画素の高画質な動画を撮影し、8ギガバイトのメモリに保存できるのが特徴。視界は180度で、画像の傾きやブレを補正する機能もあるという。重量を400グラム程度に抑え、4つのプロペラで最長11分飛行できる。
基本的には専用のアプリ(応用ソフト)をダウンロードし、スマートフォンやタブレット端末で操縦する。操縦可能な距離は250メートルだが、ディスプレーがついた専用のコントローラーを含むセット(14万1372円)を使うと、2キロの範囲で操縦が可能になる。