小型の無人飛行機を意味する「ドローン」。これまでは業務用の製品が主でしたが、一般ユーザー向けとなる仏パロット社の「Bebop Drone」(市価7万7千円程度)が4月3日、発売されます。発売前に実機を借り、大空に飛ばしてみました。
この製品の最大の特徴は、操作の際、Wi-Fiで接続したスマートフォンやタブレットをリモコン代わりに使用すること。最長250メートルまで安定した接続が可能です。機体には1400万画素の魚眼レンズ付きカメラが搭載され、視野角180度の写真・動画を撮影できます。
飛行に先立ち、スマホに専用アプリをダウンロードし、機体とペアリングします。実際に機体を手に取った感想は「小さい」「軽い」。重さは400グラム程度で、「本当にこれが飛ぶのかな…」と不安を抱きました。しかし、5分後には「すごい! 本当に飛んだ!」と、年がいもなく、はしゃいでしまいました。
離陸は、スマホ画面に表示される「TAKEOFF」ボタンをタッチするだけ。モーターが起動して離陸し、その場でホバリングします。そこから、画面をタッチしながらスマホを前後左右に動かすことで、操縦できます。着陸は「LANDING」ボタンをタッチ。GPS(衛星利用測位システム)により、離陸時の場所に自動的に戻る機能もあります。