マレーシア大型IPO続々 来年、調達額5817億円見通し

2013.12.4 05:00

 マレーシアは来年も大型の新規株式公開(IPO)が続く見通しだ。現地英字紙スターによると、現在判明している予定案件は9件で、調達資金の総額は181億4000万リンギット(約5817億円)に達するとみられている。

 9件のうち、最大規模になるとみられているのは不動産開発会社のイスカンダル・ウオーターフロント・ホールディングスとメディニ・イスカンダル・マレーシア。

 両社合計で30億リンギット以上の規模になると予想されており、実現すれば同国不動産開発会社による初のIPOとなる。

 このほかにIPOを予定しているのは、民間発電大手のマラコフや、発電事業も手がける投資会社のワン・マレーシア・ホールディングスなど。

 金融大手クレディ・スイスのマレーシア法人幹部は「総選挙が終了して政治的、経済的に安定期に入っている」と述べ、同国のIPO市場は来年も好調が続くとの見解を示した。

 マレーシアのIPO市場は昨年、前年の約3.4倍となる229億リンギットに急拡大して世界5位に躍り出た。

 今年も6月に格安航空会社エアアジアXが約9億9000万リンギット、10月は資源大手のUMWオイル・ガスが23億6000万リンギット、港湾運営会社のウエストポーツ・ホールディングスが22億4000万リンギットを調達と大型案件が続いている。(シンガポール支局)

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