マレーシア国内のハイブリッド車(HV)販売で、ホンダがトヨタ自動車を抑え3年連続で首位となる見通しであることが29日、分かった。ホンダは、マレーシア政府が進める「環境先進技術車のハブを目指す」という方針に沿う形で、昨年10月にHVの現地生産を開始。今年10月には工場を増強しHV生産を拡大させるなど取り組みを強化していく方針だ。
ホンダがマレーシアでHV販売を始めたのは2004年からで、官公庁向けがメーンだった。その後、政府がタイ、インドネシアに後れを取る自動車産業の育成に向けHVに着目。09年には輸入車でもHVであれば75%の物品税を37.5%に引き下げる優遇策を導入。11年からは物品税を免除するなど優遇策を拡充した。