【トップは語る】マツダ社長・小飼雅道さん(59)
生産、販売合同で商品化する体制に
--6月に社長に就任してみえてきた課題は
「生産部門と販売部門の人的交流が十分でない。もう少し交流というか、一体活動があってもよい。2年後、5年後の車の姿を出し合うと、もっと新しい企画が生まれるはずだ。合同で商品化、生産する姿を描いていく。互いに遠慮のない体制を作りたい」
--小型の戦略車「アクセラ」の発売が間近だ
「当社の最量販車種。世界で年間約46万台(2007年)を売り上げた。価格の手ごろ感もあるので、マツダファンを増やせる車だ。ガソリン車の(1リットル当たりの)燃費性能は、新開発の排気量1500ccのガソリンエンジンで、19.6キロを達成した。低燃費技術『スカイアクティブ』を載せたこともあり、従来モデルに比べ燃費性能を25%改善した」