--アクセラはハイブリッド車(HV)も出す
「国内での販売比率は、ガソリン車よりも多くなる。国内市場の主力がHVになってきており、ハイブリッド技術をトヨタ自動車から供与を受けたのもこのためだ。ただ、価格は高くなる見込みだ」
--海外では工場のあるタイでの販売が落ちている
「新車購入の税優遇措置が終了したこともあり、限られた台数を奪い合う構図ができている。年内にもスカイアクティブを投入して商品力を高め、昨年並みの台数を確保したい」
--国内での生産比率が高く、輸出面で為替の影響を受けやすいのでは
「来年初めにはメキシコ工場で生産が始まる。15年度の世界販売目標170万台(12年度は123万台)を達成するための増産投資との位置づけだ。販売は欧州、日本、北米、東南アジアなど分散しており、為替の変動には対応できると自負している」
【プロフィル】小飼雅道(こがい・まさみち) 東北大工卒。1977年マツダ入社。防府工場長、常務執行役員、取締役専務執行役員などを経て、今年6月から現職。長野県出身。