大和証券グループ本社は13日、マレーシアの投資銀行アフィン・インベストメントバンクと業務提携したと発表した。大和は2月にはタイのタナチャート証券、9月にはインドネシアのバハナ証券といずれも提携しており、東南アジア地域の金融機関との提携は今年3例目。主力地域と位置づける東南アジアの企業との業務提携を通じて海外戦略を加速する。
大和はこれまで現地拠点がなかったマレーシアの企業に関する詳細な情報をアフィンを通じて入手し、国内外の機関投資家に提供することができるようになる。大和は日本株についての情報をアフィンに提供し、株式売買の取り次ぎ業務などでも緊密な協力関係を築く。
イスラム法では、宗教的な理由から投機的な取引や利子の受け払いが禁止されており、証券や銀行などの業務に課される制限は少なくない。