異例…2隻目の米原子力空母を展開 圧倒的な戦力、中国に強いプレッシャー (3/6ページ)

2016.4.2 17:12

  • 2月25日、フィリピン海(フィリピン東方海域)を進む米原子力空母ジョン・C・ステニス(米海軍HPより)
  • 3月4日、南シナ海に展開する米原子力空母ジョン・C/ステニス。飛行甲板にF/A-18スーパーホーネットなどの艦載機が並べられている(米海軍HPより)
  • 3月4日、南シナ海に展開したジョン・C・ステニス上で発艦準備を進める艦上戦闘攻撃機F/A-18Eスーパーホーネット(米海軍HPより)
  • 2月23日、フィリピン海(フィリピン東方海域)に展開したジョン・C・ステニスから発艦するF/Aー18スーパーホーネット(米海軍HPより)
  • 3月10日、東シナ海を進む原子力空母ジョン・C・ステニス。奥に見えるのは海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」(米海軍HPより)
  • 3月24日、米韓合同軍事演習のため韓国近海に展開したジョン・C・ステニス(右下)と米軍艦艇(米海軍HPより)


 米国は、この原子力空母(ニミッツ級)を10隻運用している。空母数で比べれば中国(1隻運用、2隻建造中)はもちろん、フランス(1隻)、英国(1隻建造中)などをしのぐ圧倒的な海上戦力だが、信じがたいことに過去には「用済み」の烙印を押されかねない危機もあった。

 核の時代

 第二次大戦前の海軍の主役は、巨砲を積んだ戦艦だったが、日本海軍の真珠湾攻撃や、日本の陸上爆撃機が戦闘航行中の英最新戦艦「プリンス・オブ・ウエールズ」など2隻を撃沈したマレー沖海戦によって大艦巨砲主義の時代は終わり、航空機と空母が主力の時代を迎えた。ところが第二次大戦が終わるとともに、核兵器の時代が始まる。

 核兵器をどれだけ速く有効に使えるかが軍の価値となり、米国では空母どころか海上戦力全てが無用との論まで現れた。速さ600キロメートルの爆撃機で核爆弾を世界の果てまで運び落とせるというのに、せいぜい速度30ノット(約55キロメートル)の船で何ができるのか、という議論だ。

1940年代後半には、空軍の長距離ジェット爆撃機B-36を量産するか…

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