北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射した7日、首都平壌の平壌駅前では、「衛星打ち上げ」を伝える朝鮮中央テレビの「特別重大報道」を市民らが大型スクリーンで見守った。「完全成功」と報じられると、市民らは笑顔で拍手を送った。
旧正月を翌日に控えた平壌は氷点下の寒さで、市民らはコートやマフラーを身にまとった厚着姿。ピンクの民族衣装を着たベテランの女性アナウンサーが報道を読み上げると、両手を上げたり歓声を上げたりして「衛星打ち上げ」を喜んだ。
平壌市民の張忠革さん(28)は「喜びを禁じ得ない。わが国では衛星打ち上げは通常のことだ。今後もさらに多くの衛星を打ち上げて、人民生活をより豊かにし、文明国を建設するのに貢献してほしい」と話した。(共同)