船底からマストまでの高さは24階建てのビルとほぼ同じで、この巨大な艦に約5700人の乗員がいる。この巨大な装備は全て、発着艦させる艦上機のためにある。
搭載している飛行機はマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発した戦闘攻撃機F/A-18ホーネットの最新型「FA-18E/Fスーパーホーネット」、通称「ライノ」を4個飛行隊72機。
さらに敵のレーダーや通信に対し電子妨害を加えるEA-18Gグローラー、空飛ぶレーダー基地と称される早期警戒機E-2Cなど、計約90機を持つ。全乗員のうち4割以上の2480人が飛行機整備員などの航空要員だ。
90機のうち戦闘攻撃機だけで72機。オランダ空軍やタイ空軍の戦闘機は約90機、フランス空軍でも約200機(ラファール戦闘機とミラージュ2000戦闘機の配備数)という数と比べればおおよその実力がイメージできる。