2016.2.22 11:46
【野口裕之の軍事情勢】
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(64)は天秤座だと思い込んでいたら2日が誕生日、水瓶座らしい。短・中距離弾道ミサイルの動きを捉え、着弾体勢=終末段階まで破壊できぬ場合に撃ち落とす《THAAD(サード)=終末高高度防衛》システムの導入をめぐり、供給元・米国と中国の猛反発との間で動揺する韓国の、見苦しくも哀れな姿勢が勘違いの原因だ。
当初は導入OK→中国の恫喝で「導入おとぼけ作戦」→北朝鮮による核+弾道ミサイル開発の進化に驚愕→それでも逡巡→米国が激怒→慌てて米国と協議へ。米中間を、あっちに行ったり、こっちに来たり。まさに「天秤国家」ではないか。
2月14日付SANKEI EXPRESS紙上に載った天秤座の運勢は《不安がっては運下降。迷わず進む度胸が鍵》。翌15日は《強い意志が運気を開く。周りに流されずに》とあった。しかし、中国はいたぶりを激化していて、韓国は《不安がって運下降。迷わず進む度胸なし》であり、《弱い意志が運気をくじく。中国に流されている》。結局、韓国は米中両国に一層軽んじられ、一層信用を失った。