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【野口裕之の軍事情勢】中国の習近平国家主席「眠たげな顔」の秘密 暗殺への恐怖で熟睡できず!? (3/5ページ)

2015.9.28 14:01

抗日戦争勝利70年観兵式で、眠たげな表情を見せる中国の習近平・国家主席=2015年9月3日、中国・首都北京市(ロイター)

抗日戦争勝利70年観兵式で、眠たげな表情を見せる中国の習近平・国家主席=2015年9月3日、中国・首都北京市(ロイター)【拡大】

  • 中国・首都北京市

 事実関係は判然とせぬが、報道に触れて傍証を思い出した。天津港は中国がパキスタンなど友好国へ兵器を輸出・供与する拠点で、戦闘車輌など大量の兵器や弾薬の集積地だ。その一部が、習派幹部らの爆殺用に用意されていた可能性は高い。しかも、爆殺成功には高い専門性が不可欠。場所柄、諜報機関の工作員ではなく、軍人か退役軍人が関与していたのではないか。そうであるのなら、習氏はいまだ人民解放軍を掌握していないことを裏付ける。

 軍との手打ちに成功か

 初代国家主席・毛沢東(1893~1976年)や事実上の最高指導者・●(=登におおざと)小平(とう・しょうへい、1904~97年)らの世代は革命戦争を指導した軍歴を有していて、毛や●(=登におおざと)の指揮・統率体制に軍は納得した。しかし、江氏以降は習氏も含め最高指導者には軍歴がない。党と軍の統制(シビリアン・コントロール)関係が不安定であり、党政治局の会議で軍事問題を協議することはほとんどない。共産党は《党の軍に対する絶対領導運動強化》を掲げたものの、かえって党による軍統御の脆弱性を物語る。

 ただ、小欄は結論を出しかねている。習氏が軍との手打ちに成功した? 幾つかの兆候も認められるためだ。

掌握の指標は《国有企業の民営化改革》

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