海上自衛隊の下士官には、一般人には響かぬスクリュー音が聴こえる、超人ならぬ「聴人」が存在する。子供とプールで戯れ、水が少しでも入ると耳鼻咽喉科に急行するほど気を使う。国防を担う世界トップの匠の技に感謝せねばならない。反面、聴こえるはずのない音におびえる?「幻聴人」も跋扈する。安倍晋三政権より「軍靴の足音が聴こえる」と国民の不安を煽る日本の左翼人(ビト)たち。作家&尼僧の瀬戸内寂聴氏(93)も然り。左翼には、中国軍による抗日戦争勝利70年観兵式で世界中に響いた1万2000足もの乾いた軍靴の音は聴こえなかったのだろうか。そんなはずはない。道路に設置した集音マイクで軍靴音を拾い、共産党御用メディアを通じて流し、軍事膨張に反対の日本など敵性外国を脅したのだから。ただ、苛烈な宗教弾圧を続ける中国を激烈に非難せぬ尼僧に「瀬戸内幻聴さん」などと、レッテルを貼ってはならない。貼れば、中国などの侵略行為を抑止すべく成立を目指す安全保障関連法案を「戦争法案」と絶叫する左翼と同じ「政治的貼り替え屋」に成り下がる。