【京都うまいものめぐり】
東山の高台に位置し、古都の景色を一望できる老舗で知られるウェスティン都ホテル京都の3階にある中国料理「四川」。味にうるさい京都人の口に合うよう工夫した本格四川料理で高い支持を獲得している名店だが、とりわけ京都・丹波産の山椒を使った麻婆豆腐と担々麺は、刺激的な辛さの中にも京都らしい上品さが感じられると大評判。ランチにはこの2品を求め、多くの女性客のほか、リピーターも続出する人気ぶりだ。
地産地消 丹波山椒にこだわり
「うちの最大の特徴は、地産地消に加え、京都の方に気に入ってもらえるよう薄味で調理しているという2点ではないかと思いますね」
台湾出身の呂炳耀(ル・ビンヨウ)料理長はこう話す。
そしてこの料理長の言葉が示すように、地産地消へのこだわりと京都人好みの中国料理を提供することで2007年の開業以来、高く評価されている。