民主党は安保法案への反対闘争で、「国民の皆さんの大きなうねりと連動して闘っていきたい」(枝野幸男(ゆきお)幹事長)と期待するものの、現実はシビアだ。主要報道機関の世論調査では、6~7月の民主党支持率は7~10%。法案が審議入りした5月より減少した調査結果さえある。安倍晋三内閣の支持率は下落傾向だが、肝心の自党の支持率が低空飛行を続けている。
抗議集会には、本会議を欠席した生活の党と山本太郎となかまたちも加わったが、維新の党の姿はなかった。維新の片山虎之助参院議員会長(79)は16日、記者団に「参院でも対案を出したい」とし、与党との対案の修正協議に期待を示した。
法案に賛成した次世代の党は参院で設置予定の特別委員会で委員枠を確保する見通しで、野党は参院に舞台が移っても対応が分かれることになりそうだ。(SANKEI EXPRESS)