民主党の岡田克也代表(62)は「憲法学者や歴代内閣法制局長官らが法案は違憲か、その疑いが強いと断じている。強行採決は戦後日本の民主主義にとって大きな汚点となる」と主張し、法案撤回を求めた。
維新の党の松野頼久代表(54)も「審議を打ち切ったのは言語道断の暴挙だ」と批判した。
民主、共産、社民の3党は討論終了後に議場から退席し、維新の党は自党の対案が否決された後に退席した。
生活の党と山本太郎となかまたちは本会議を欠席。自民は村上誠一郎元行革担当相(63)、若狭勝氏(58)が体調不良を理由に欠席した。
一方、自民党は参院で法案を審議する特別委員会の委員長に、鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)元防災担当相(74)を充てる方向で調整に入った。鴻池氏は衆院議員を2期務めた後、参院当選4回。官房副長官や参院予算委員長を歴任した。