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【独エルマウサミット】G7開幕 南シナ海情勢など協議 首相、対中包囲網へ欧州引き込み (4/4ページ)

2015.6.8 08:30

主要国首脳会議(サミット、G7)に先立ち、報道陣に向かって手を振る首脳たち。左から安倍晋三(しんぞう)首相(2人目)、バラク・オバマ米大統領(4人目)、議長を務めるアンゲラ・メルケル独首相(5人目)らの顔がみえる=2015年6月7日、ドイツ・エルマウ(AP)

主要国首脳会議(サミット、G7)に先立ち、報道陣に向かって手を振る首脳たち。左から安倍晋三(しんぞう)首相(2人目)、バラク・オバマ米大統領(4人目)、議長を務めるアンゲラ・メルケル独首相(5人目)らの顔がみえる=2015年6月7日、ドイツ・エルマウ(AP)【拡大】

 経済面と対応に違い

 ただ、地理的に中国とは距離のある欧州諸国は、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に相次いで参加表明するなど、巨大な人口を抱える中国との経済的な結び付きは強めたいのが本音でもある。中国を欧州の経済成長に欠かせない市場とみており、深刻な対立は避けたいのだ。

 安倍首相はサミットの討議で、中国に対する欧州の“ダブルスタンダード”を突き、対中非難を強める日米への同調を訴える構え。同行筋は「安倍首相は、欧州首脳に『南シナ海と経済で、中国への対応が違うのではないか』と指摘するつもりだ」と明かす。

 6日に北京で開かれた「日中財務対話」では経済・金融分野での協力推進で日中両国は一致したが、安全保障面での中国の脅威が増せば、日中の「戦略的互恵関係」は根底から覆されかねない。安倍首相は欧州首脳を味方に引き込み、中国に対抗したい考えだ。(エルマウ 桑原雄尚/SANKEI EXPRESS

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