【京都うまいものめぐり】
中華の中でも香辛料をきかせた辛さが持ち味の四川料理。そんな“本格四川”を堪能させてくれるレストランが如意(じょい)。ピリ辛が自慢の担々麺や豚肉のソースかけ「雲白肉」(うんぱいろう)は一度口にするとクセになるほどで、常連客は決まって注文するという。八坂神社のすぐ近くに位置するチャイニーズの館は、古都を訪れる観光客にちょっぴり刺激的な味覚を提供してくれる。
巣の中で羽根広げる鷹
玄関への導入部となる細長く薄暗い“隧道(すいどう)”をくぐると期待が膨らむ。店名「如意」を示す看板には英語の当て字「JOY」(喜び)と添えられているからだ。
料理長の川原宏一さんは“四川料理の父”とされた陳建民氏(故人)の孫弟子に当たり長年京都市内のホテルで腕を振るったが、独立開業し一昨年8月にこの地に移転オープンした。