サイトマップ RSS

上品で繊細、だし生きる懐石料理 水円 (1/4ページ)

2015.3.15 12:50

お昼のコースで出される「鯛胡麻味噌丼」は名物料理の一つ。新鮮な鯛と胡麻味噌の相性が抜群=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

お昼のコースで出される「鯛胡麻味噌丼」は名物料理の一つ。新鮮な鯛と胡麻味噌の相性が抜群=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 120年の歴史を持つという井戸。水質は軟水で、料理やお菓子の調理に適している=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • アブラメ(油目)の木の芽焼に花わさび添えて(夜のコースから)。料理長の藤井孝之輔さんが自ら旬の食材を仕入れ、季節感あふれる献立をつくる=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 混合だしを使った「若竹煮」(夜のコースから)。器に残っただしまで飲みほしてしまったほど絶品=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 自慢のだしを生かしたお椀物。ぷりぷりのハマグリとハマグリしんじょ、うぐいす菜の吸い物に、黒こしょうが効いている(夜のコースから)=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • コース最後の「くるみ餅」も名物の1つ。「甘味処」でも供されており、手土産として購入することもできる=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 季節の先付けは「干し貝柱としょうがの飯蒸し(いいむし)」。蓋を開けると干し貝柱の香りが広がる(夜のコースから)=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 料理長の藤井孝之輔さん。「おいしかったと言っていただけるのが何よりうれしいです」=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 1階は箱庭を臨むテーブル席とカウンター席。2階にはテーブル席と座敷がある=2015年3月5日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

 【京都うまいものめぐり】

 観光客でにぎわう八坂神社(京都市東山区)の南にある京懐石の「水円(すいえん)」。敷地内には清水・音羽の滝の流れをくむという井戸があり、そこから湧き出る名水で引くだしを生かした料理を供している。オープンして3年目の新しい店だが、上品で繊細な料理の数々は多くの客を魅了し、その実力を世に知らしめている。

 名水で引くうま味

 地下100メートルから湧き出る井戸の水を1口。「おいしい!」。思わず目が丸くなった。

 「この水がだしのうま味を存分に引き出してくれます」と、「水円」料理長の藤井孝之輔さんが説明する。利尻昆布と枕崎産の本枯節(ほんかれぶし)で引いた一番だしの「ハマグリのお吸い物」をいただく。上品な味わいが五臓六腑に染みわたり、「あぁ、日本人でよかった」とつくづく思う。

 ぷりぷりのハマグリとハマグリしんじょの吸い物は黒こしょうがふられており、ピリリとしたアクセントがまたいい。

相性抜群「鯛と胡麻」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ