【京都うまいものめぐり】
予約の取れないイタリアンで知られる「京都ネーゼ」。京阪三条駅から歩いて数分という立地は、鴨川にも近く、観光客にも立ち寄りやすい好立地。ビルの一角にある店は、エレベーターを降りればすぐにオープンキッチンと大きなカウンター席がお目見え。ゆったりと腰掛けられる大きめの椅子に、居心地の良い木のテーブル。まるで友人宅にでも訪れたような気分にさせてくれる。
「日本料理が何より好きで、京都に住んだのもそれがきっかけでした」というオーナーシェフの森博史さん。そのためだろう。和と洋の融合を感じるメニューが随所に見られる。
例えば「山田農園のカルボナーラ」は、京都・大原にある山田農園で放し飼いで育てた鶏から生まれた無農薬・有精卵の黄身だけを5個も使っているという贅沢(ぜいたく)さ。
「和食で食べるなら絶対卵かけご飯なんですけどね。卵の味がダイレクトに伝わってきますよ」と笑う森シェフ。