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一皿一皿が絶品 「夜行性」の隠れ家 イル・ジェーコ (1/4ページ)

2015.1.5 13:15

自家製テリーヌ(800円+税)は、仕込む度に食材や配合を変えるという。甘酢を使用したピクルスはやさしい酸味=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)

自家製テリーヌ(800円+税)は、仕込む度に食材や配合を変えるという。甘酢を使用したピクルスはやさしい酸味=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 「鮮魚のカルパッチョ」(1000円~+税)。カリフラワーのピュレをかけたカンパチのカルパッチョは、野菜と共にさっぱりと=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 「丹波牛ランプのタリアータ」(2500円+税)。火の入れ加減が絶妙で、肉も野菜も素材のうまさが存分に味わえる=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 「美肌豚ソーセージとカボチャのピュレのリゾット」(1400円+税)。甘みや塩気、スパイスなどいろんな風味が楽しめる=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 高知県高岡郡日高村の山崎さんが栽培するトマトを使った「スパゲッティ_ポモドーロ」(1400円+税)。シンプルだからこそ、食材と調理の腕が光る一品=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • シックな空間に赤いソファが印象的。壁の大型スクリーンモニターはイタリアに関連した映画が無声・字幕入りで上映されている=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • ビルの地下1階にある「イル・ジェーコ」。店名の下にイタリア語で「夜遅くまで」と書かれている=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • オーナーシェフの矢守保則さん。「この店に来れば誰かいるんじゃないか。そんな情報収集・発信のような場所にしたいですね」=2014年12月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)

 【京都うまいものめぐり】

 深夜まで営業している店を探すのは案外難しい。まして、おいしい料理を、となると…。四条烏丸界隈で見つけ、ふらりと入ったイタリア料理店「イル・ジェーコ」は深夜2時まで営業の店だった。しかも出された料理の一皿一皿に何度「これは!」と感嘆したことか。隠れ家的存在でありながら、実は情報通から高い評価を得ている店であることを知った。

 「イル・ジェーコ」は昨年2月にオープン。西洞院通沿いのビルの地下1階にあるので見過ごしてしまいそうになる。店内に入ると、右側がオープンキッチンとカウンター席、左側の壁際にテーブル席が。予想以上に広々とした空間だ。

 肉も野菜も焼き加減絶妙

 まずは前菜の「鮮魚のカルパッチョ」。ぷりぷりのカンパチに舌鼓を打つ。続いて牛ミンチ、豚ミンチ、豚レバーの「自家製テリーヌ」。どっしりしっかりした肉の味わいにスパイスが効いていて、ワインが進むこと請け合いだ。「仕込む都度、食材や配合を少し変えています。毎回少し違った味や食感になっていると思います」とオーナーシェフの矢守保則さん。

「このシェフ、ただ者ではない…」

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