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トンネル抜けて美食に出会う 魚ではない「すし」の正体は 花咲 錦店 (1/4ページ)

2015.1.20 17:00

砕いた餅を衣にしたエビの天ぷらは歯ごたえサクサク=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

砕いた餅を衣にしたエビの天ぷらは歯ごたえサクサク=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 赤みそ、白みその塗られた生麩の田楽はもっちりとした食感。湯葉やおひたしも添えられ京料理が満喫できる=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 脂の乗った鯛やヨコワの脇には生麩のおつくりも…=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 心置きなく1人で味わえる湯豆腐。ゴマ、ショウガ、柚子風味…と味覚の変化が楽しめる=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 握りずし4貫。ネタの正体は漬け物だが、意外な演出がうれしい=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • コースを締めくくるデザートは色彩も豊かだ=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 「料理にアイデアを凝らしたい」と語る手嶋豊秀料理長=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 障子窓から冬の庭をのぞむ和室は心落ち着く=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 神秘的な“トンネル”が美食館の玄関にいざなう=2015年1月6日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

 【京都うまいものめぐり】

 買い物客でにぎわう京の台所、錦市場や大丸、高島屋などの至近に立地する京料理の館、「花咲 錦店」。玄関に誘う神秘的なトンネルをくぐると、そこは異次元のグルメの世界。生麩(なまふ)や湯豆腐、一風変わったすしでもてなされる会席料理は、訪れる旅人に京都テイストを堪能させてくれるはず。冬の庭にはサザンカの赤い花も咲き、心安らぐひとときを演出してくれる。

 つい通り過ぎてしまいそうな「花咲」の看板を目印に、玄関への導入部に足を踏み入れると、そこはまるでトンネルになった真っ暗な小道。数歩歩いて玄関の扉を開くと周辺のにぎわいが嘘のように静かな和食空間が広がっている。

 もっちり、生麩の田楽

 「湯豆腐会席」のトップバッターは生麩の田楽。2種類ありゴマ麩には白みそ、ヨモギ麩には赤みそが塗られケシの実がふられている。串を持って一気に口の中に入れるともっちりした弾力にみその味が絡みつく。

 ほかにはワサビを添えていただく生湯葉や、壬生菜(みぶな)と干し貝柱、エノキのおひたしなどが“脇役”を務める。おひたしは「うまみが引き立つ干し貝柱を戻してエノキなどと炊く」(手嶋豊秀料理長)というだけに、貝柱のおいしいエキスが凝縮されている。

とろけそうな湯豆腐

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