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心遣いと控えめ価格 気軽に本格フレンチ ア・プ・プレ (1/4ページ)

2015.3.22 13:10

メーンの「丹波鹿のロティマルシャンドヴァンルージュソース」はプラス1000円で選べる。鹿などのジビエは冬だけのものと思われているが、丹波の鹿は臭みがなくあっさりしているのが特徴で年間を通して提供されている。赤ワインとフォンドヴォーをじっくりと煮詰めた濃厚なソースが柔らかな鹿肉の味を引き立たせる=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)

メーンの「丹波鹿のロティマルシャンドヴァンルージュソース」はプラス1000円で選べる。鹿などのジビエは冬だけのものと思われているが、丹波の鹿は臭みがなくあっさりしているのが特徴で年間を通して提供されている。赤ワインとフォンドヴォーをじっくりと煮詰めた濃厚なソースが柔らかな鹿肉の味を引き立たせる=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 「魚のポワレ香草バターソース」。ソテーして甘味をましたヒゲソリダイとホタテの魚介には、ロマネスコやゴボウ、エンドウ豆が美しく飾られている=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 前菜の「サーモンマリネとサラダのフィユテ」。パイの上に山羊のチーズと香草エシャロット、脂ののったサーモンがぐるりと巻き付けられている。店をオープンして以来人気の一品。すべて5000円(税込み)のコース料理より=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • アミューズはフィンガータイプの「サバのリエットとクジュール」=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 「ほうじ茶のブラマンジェと金柑のコンポート」はお茶を使った京都らしいデザート。金柑の甘酸っぱい味わいにフルフルのブラマンジェの優しい甘さが舌を楽しませる=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 明治時代に建てられた当時の雰囲気を壊さぬような内装は、時間が止まっているかのよう。テーブル席は5つのみ。ゆったりとした空間の中で食事を楽しむことができる=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • 看板がなければ見落としてしまいそうなア・プ・プレ。路地裏にひっそりとたたずむ=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)
  • フレンチレストラン「ア・プ・プレ」のオーナーシェフ、竹村瑞穂さん=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)

 【京都うまいものめぐり】

 フランス語で「だいたい、およそ」という意味を表す言葉「ア・プ・プレ」。そんな言葉を店名に冠したフレンチレストランが京都市営地下鉄烏丸線の五条駅近くにある「ア・プ・プレ」だ。マナーを気にせず、気軽にフレンチを楽しんでもらいたいという思いが込められている。車も入らない路地裏をまっすぐ進んだところにあるお店は、築100年以上という明治時代に建てられた町家を改築しており、京都らしいたたずまいを見せている。

 4人がけのテーブルが4つに2人がけのテーブルが1つというこぢんまりとした店内は、そこかしこに年代物の家具が配され、美しい花が飾られている。町家の雰囲気ともしっくりなじみ、田舎の祖父母の家へと訪れたような気分にもさせてくれる。

 東本願寺にほど近い細い路地が交差する一角で2007年9月にオープンして以来、若い女性を中心に高い人気を誇っているが、料理だけでなく、こうした店内の細やかな心遣いが若い女性客をひきつける。

繊細な盛りつけ、味わいの妙

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