つくねにトッピングした黄菊は今が旬の食用菊。野菜に分類され、葉酸や食物繊維が多く含まれます。別名「もってのほか」といいますが、その由来は、「天皇のご紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」だとか。そのままでも食べられますが、酢を加えた湯でゆでて、お浸しやあえ物、みそ汁の具などでもどうぞ。(文:牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「料理と栄養の科学」(新星出版社)、「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)。