ひも結べない、箸も使えない 園児の日常生活技能が低下…なぜ? (4/4ページ)

2016.8.14 17:00

保護者と教員が子供の身についていないと感じる生活技能
保護者と教員が子供の身についていないと感じる生活技能【拡大】

  • マナー教室を主催する佐藤夕さん(左)から、母に見守られながら妹とともに、ひもの結び方を習う松尾由茉さん(左から2人目)=東京都三鷹市の「ノーブルリリー」

 「上手に結べるかな?」。教室を訪れた幼稚園児、松尾由茉(ゆま)さん(5)=世田谷区=は、佐藤さんから真っ赤なリボンを手渡された。「わあ、きれい」。ちょう結びがうまくできず、教わりながら解いては結んでを繰り返し、4度目には自力で結べた。「家庭で、娘にただ結ぶように言っても嫌がる。親も教え方を学びたい」と母のさやかさん(37)。

 教室では、固結びからちょう結びに移る。かわいいスプーンにリボンを巻かせたり、派手なリボンを使ったりして興味をひく。箸は、グミキャンディーから乾燥マカロニ、小豆とつまむものの難易度を上げる。褒めて成功体験をつくることも重要。佐藤さんは「教室で習ったことを家庭でも継続してほしい」と話す。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。