【DATA WATCHING】
女性の社会進出が進むにつれ晩婚化となり、厚生労働省が2014年11月に発表した平成25年人口動態調査によると、初めて出産する女性の平均年齢は30.4歳と、30歳を超えている。年齢が高くなるにつれ、自然に妊娠を待つのではなく、妊活に取り組む女性も増えているが、思い通りに進まなかったり体力的にもきつかったりと、ストレスを抱える女性も多いようだ。こうした「妊活」について、女性はどんな悩みを抱えているのか、また、パートナーとどのように協力しているのか。株式会社エムティーアイが運営する女性の妊娠・出産・育児までをサポートする情報サイト『ルナルナ ファミリー』では、妊活・妊娠・育児中の女性を対象に「妊活のストレスとパートナーとの関係について」の調査を行なった。調査の結果、約9割の女性が妊活にストレスを感じていることがわかった。
■妊活開始から妊娠まで、かかった月数は?
まず始めに、妊活開始から妊娠するまでにかかった月数を聞いたところ、最も多かったのは「3カ月以内」で28.8%、次いで「4カ月以上~6カ月以内」で25.8%と、半数以上の人が、半年以内で妊娠していることがわかった。一方で、約2割の人は1年以上の妊活期間を経て妊娠しており、最長で5年間という回答もあった。妊活を開始してから妊娠するまでの期間は個人差も大きいので、あまり焦らず自分のペースで活動し、ゆったりとした気持ちでいることが大切なのかもしれない。
■子どもは何人欲しい?
続いて、欲しい子どもの人数について聞いたところ、1位は「2人」で61.6%、2 位は「3人」で30.1%と、妊娠を希望する9割以上のユーザーは2人以上の子供を望んでいることがわかった。しかし、厚生労働省の前述の調査では、現在の日本の出生数は平均1.43人となっており、その数字のギャップには、妊娠を望まない人の増加も大きく関わっていると思われるが、“二人目不妊”や、働くママたちの就労環境など出産後の女性を取り巻く社会的な要因も大きいのではないだろうか。また6.4%の人が「1人」と回答しているが、初産の出産年齢が上昇していることもあり、「1人」で十分と考えているユーザーも一定数いるようだ。