■何気ない一言が、頑張っている妊活女性を傷つける結果に
妊活中にやめてほしいと思った周りの反応について聞くと、最も多かった意見は、「子どもはまだ?」だった。同様に「早く生んだ方がいいよ」との言葉に、「私だって子どもを望んでいます!」との声や、「あいさつ代わりにまだ?と聞かれる」、「『当然すぐできる』という前提で話される」など、周囲が軽い気持ちで言った言葉でも、妊活している女性にとっては、心ない言葉に感じられ傷ついている人も多いようだ。
また、「二人目は?」「一人っ子はかわいそう」など、二人目を急かされることや、「男の子のみを希望される」など、自分では対処できないことについて、周りからプレッシャーを感じストレスになっていることがわかる。
ほかにも、「周囲からタバコや飲酒を勧められること」、「子どもを希望していないものとして話をされる」など、様々な意見があり、「無理に励まそうとしないでほしい」との意見からは、そっとしておいてほしいと感じている本音もうかがえる。何気なく言ってしまう一言や、良かれと思ってかけた言葉が、妊活女性を傷つけてしまう可能性があることを周囲も理解することが必要だ。
■「一緒に頑張ろう」など、同じ妊活中の女性からの言葉が励みに
反対に、妊活中にうれしかった周りの反応について聞いてみると、夫や友達だけでなく、同じ妊活中の人からの言葉がうれしいという声が多くみられ、自分の思いに共感してもらえた時に、救われたと感じることが多いようだ。
★思いつめすぎないように、とかけられた言葉
「ゆっくり頑張ろう」
「心配しなくても大丈夫」
「あなたのせいじゃないよ」
「1人で悩まないでね。」
★カラダをいたわる言葉・救いになった行動
「身体を大事にしてね」
「妊活にいいものをプレゼントしてくれた」
「重いものを持ってもらえた」
★自分の気持ちに寄り添ってくれる言葉・妊活中の人からの言葉
「悲しいよね」
「私も同じ体験をしたよ、辛いよね」
「一緒に頑張ろう」
★夫からの言葉・救いになった行動
「君が元気でそばにいてくれて、一緒にいられるだけで幸せだよ」
「自分たちのスピードで、焦らずゆっくりやろう」
「“焦らないで大丈夫”と抱きしめてもらえた」
★赤ちゃんについての言葉
「まだ二人のところに下りてくるタイミングを待ってるんだよ」
「まだ赤ちゃんがこないのは夫婦との時間を大事にしなさいってことだよ」
「ママが悲しくて泣いてたら、赤ちゃんだってきたくないって思うよ、だから幸せオーラだしまくろう!」