ムービー、復活祭…。町中忍者づくし
同市は並行して忍者による町おこしを進めている。1月中旬からは動画投稿サイト「ユーチューブ」に“忍者の里”をPRするショートムービー7本を公開。市内には今も忍者がいるという設定で、公園を歩いていた高齢の夫婦が突然バク転したり、壁をよじ登ったりといった内容の動画を流している。視聴回数はすでに2万5000回を超えた。
また、甲賀流忍者復活祭のPRのため、2月中旬に市観光企画推進室の職員6人が忍者の衣装で業務を行った。忍者装束のまま市役所に自転車通勤した職員もいた。
甲賀流忍者調査団のメンバーらも「ニンジャファインダーズ」とロゴが入った帽子、ジャンパーを着用。専用ホームページも立ち上げ、活動内容を紹介している。
こうした取り組みの成果か、甲賀流忍者復活祭には県内外から約5000人が来場。忍者によるアクションショーや、手裏剣投げなどの体験イベントでにぎわった。「忍者の日」には市内各地を忍者集団が回り、小学校の給食で「忍者食」が提供されるなど、忍者一色に染まった。