新幹線に乗って食べに行きたい！　運命の出会いが生んだ「金沢カレー」 (6/6ページ)

　●本流であり、亜流である隠れた名店

　〈うどん亭　大黒屋〉

　実家のうどん店を継ぐため、ニューカナザワで修業していた高田義教が、後にカレーうどんを提供。現在は、高田から教えを受けた東川敏行が、その味を守っている。甘みのあるルーが最大の特徴。

　カレーうどん／770円

　一般的なカレーうどんは、だしでルーを割るが、同店はそのまま麺に！　醤油とウスターソース、ケチャップを加えたルーが麺に絡みつく。

　■うどん亭 大黒屋

　住所：石川県金沢市長土塀2-18-23

　電話：076・231・0384

　営業時間：11：00～14：45、16：30～20：15

　休日：日曜・祭日

　北陸を飛び越え、世界進出！ブームの火付け役「ゴーゴーカレー」の野望

　ゴーゴーカレー代表

　宮森宏和氏

　1973年生まれ。松井秀喜がメジャーで満塁ホームランを打った姿に感動し、脱サラ！　ターバンカレーで修業した後、同社を立ち上げる。

　宮森氏の思考は、実に豪快！「地元の味、金沢カレーを世に知らしめるには、東京で店を立ち上げるほうが早い！」と、まず新宿に出店。その結果、後発ながらゴーゴーカレーは金沢カレーの代名詞的存在に。同じ発想で、ニューヨークにも進出。世界のテッペンから、その味を広めようと奔走する。

　憧れの松井選手を追って、2007年に立ち上げたニューヨーク店。2004年の開業から、わずか3年での挑戦だ。

　メジャーカレー／1000～1300円

　カツ2枚、ウインナー、エビフライなどがのり、ゴジラ級のボリューム。

　◎店舗や価格など各種データは取材時のものです。