辞表を提出した後に考えるべきこと 最初はスカッと、しだいに孤立感が… (1/4ページ)

2015.6.28 17:14

【あるあるビジネス処方箋】

 辞表を提出した時、その後、どのような思いや心理状態になるのか? 転職を繰り返す人はわかっているだろうが、経験のない人は想像がつかない人がほとんどだろう。そこで今回は、辞表を提出した後の心理について、私の経験を元に紹介したい。取材を通じて知り合った会社員や、かつての同僚などから聞いたことも盛り込んだ。決して、会社を辞めることを奨めているわけではないということだけ、あらかじめご理解いただきたい。

 1.最初は、スカッとする

 辞表を出す前、何らかの不満があるケースが多い。例えば、賃金や労働時間などの労働条件のことかもしれない。あるいは、上司や同僚との人間関係、さらには、取引先や顧客との関係かもしれない。いずれにしろ、「この会社にいたのでは、状況がよくはならない」という、何かあきらめに近い思いがあることは間違いないだろう。

 経験論からいうと、上司などに辞表を提出すると、そういった悶々とした思いは間違いなく消えていく。しかも、かなり早いうちに心が晴れた気分になる。辞表を出した直後から3週間ぐらいは、何ともいえない爽快感がやってくるだろう。その後、しばらく続くこともある。精神的なストレスは確実に減るはずだ。

上司に提出した時は“復讐”を果たした気持ちになる

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