【あるあるビジネス処方箋】
新年度がスタートし、職場に新入社員が入ってきた会社も多いだろう。新人は上司をはじめ、先輩や取引先、お客さんなど、様々な年代の人たちと接する機会が急に増え、戸惑うことも多いに違いない。会社員の経験が浅いため、自分にとって誰が大切な存在で、誰と関係を深めるといいのか、その区別すらつかない時間を過ごしているはずだ。今回は、この時期、新入社員にとって悪い影響をおよぼす可能性がある人たちについて考えてみた。言い換えると、少し距離を置いたほうがいい人たちだ。新入社員の人も、そうでない人も、ひとつの参考として読んでほしい。
1.業務を教えながら、会社や上司の批判をする人
新人研修などが始まると、上司や先輩の社員から様々なことを教わる。その中には、会社への批判もあるかもしれない。例えば、「なぜ、うちの会社に入ったの? 期待しないほうがいいよ。この会社にはビジョンがないから」というような具合に。もしも、こんなことを言われたら、聞き流そう。安易に同調しないことが賢明だ。会社を批判する人は、自分の処遇や待遇などに、不満を持っている場合がほとんどだ。この場合「幹部にビジョンがない」は、後からとってつけた理由でしかないケースが多い。これが事実であるかさえも疑わしいと思ったほうがいいだろう。