4.孤立感を味わう
辞表を出してから職場で孤立していく場合があるが、これもごく当たり前のこと。その会社と縁を切ったのだから、仕方ないだろう。形式上の「送別会」があるのかもしれないが、それも建て前でしかない。心からお祝いをしたり、別れを悲しむ人はほとんどいないはずだ。シビアな見方をすると、あなたは上司をはじめ、周囲の社員の意識にはもうないのだ。「透明人間」みたいなものなのではないだろうか。
だが、周囲を恨むべきではない。縁を切る時には、そのグループの中で孤立することは避けられないことなのだ。むしろ、新たなステージで生きていくためには必要な孤立だと受け止め、これを楽しめるようになりたい。数年後、この時のことを振り返ってみると、「実にくだらないことだった」と笑えるはずだ。所詮、会社員とはそのようなものでしかない。冷静な気持ちで捉えてほしい。
5.自分を見つめ直す
1~4までのステップを踏まえると、自分のことをこう振り返るようになる。「今後は、新しい会社でこのようにしよう」とか、「この仕事はこんな具合に続けていきたい」と思いを巡らすようになる。ただし、考えたところで、回答はなかなか見つからないのだが、自分を見つめ直す機会はあるはずだ。本来は会社にいる間に、機会あるごとに自らを振り返るべきなのだが、これがなかなかできないものだ。