そして自律神経のバランスを保つ(自律神経がアンバランスになると食欲も落ちる)ことも重要です。睡眠不足にならない(短時間の昼寝も取れるのであれば必要)、適度な運動をすること、脱水症状にならないように水分補給をまめにして熱中症を防ぐとともに、暑さに慣れることも必要(エアコンの使い方を適切に)ですね。そして笑いが多い生活(免疫を司るNK細胞が活性化し、免疫力が高まる)でしょう。
実際に体調不良の原因に、免疫力の低下は関係あるのかとよく聞かれますが、じつは免疫力の低下はすごく関係しています。先ほどの話にもありましたが、自律神経のバランスと免疫機構が関連しています(自律神経がアンバランスになると免疫力が低下します)。不規則な食生活や運動不足など、夏場ではエアコンの冷え過ぎた状態から急に暑いところに出ることによるストレスから免疫力が低下傾向になります。
また、免疫力のなかで最も大事なのは、腸内免疫。身体のなかで唯一無菌ではないところが口から肛門まで、あとは無菌。その無菌のところにいろんな細菌が入ってきます。そこで腸内免疫が働きかけて身体を守っている。腸内免疫がダメになると体調不良の原因となる。夏風邪の代表であるエンテロウイルス(腸)やアデノウイルス(ノド)を起因とした風邪などが流行することが多いためイメージされるのではないでしょうか。