冬だけでなく、夏にも体調不良がよく見られますが、その主な原因は、自律神経のバランス悪化と栄養不足で、免疫力の低下が関係しています。対策としては、睡眠や運動、水分補給などに気を付けて自律神経のバランスを保つこと、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含む食事に心がけ栄養バランスを保ち、免疫力を低下させないことが重要です。
1つめの原因、自律神経のバランスが悪くなることについて説明すると、例えば、炎天下での運動や外出、あるいは睡眠不足による体力の低下、エアコンの効いた部屋と暑い場所への行き来などにより自律神経のバランスを崩します。2つ目は、栄養不足です。食欲不振から体力低下を引き越すと同時に、栄養のアンバランスが生じます(例えば、胃腸の働きが弱くなるのでさっぱりした食事を好むようになる)。暑さから、体内に熱がこもりやすくなり、汗の放出を促し、代謝のバランスが崩れます。こういったことなどから、本人が気づかないまま水分不足を引き起こします。特に高齢者は気づきにくい傾向が見受けられます。
しかし、夏の体調不良におすすめの対処・予防法など、一般家庭でできる方法もあります。第一に栄養です。栄養バランスを保つことが重要と考えています。代謝が高くなることによりビタミン・ミネラルをいつも以上に必要となるので野菜を豊富に摂り、食欲が落ちない工夫してください。ただ、夏場には夏バテなど食欲がないときには難しいかと思いますので、そこをどう工夫するかですね。現代は新鮮で旬な野菜を多く摂る機会が減ってしまっているので、時には、栄養補助食品でビタミンやミネラルを補うことも必要でしょう。