子供の「怒り」どう対処? 「日記・温度計」で自己感情を理解させる (1/4ページ)

2014.9.14 07:10

怒りの制御がテーマの親子教室では、怒った顔を風船に描いて可視化する=東京都港区(菅野昭子さん提供)

怒りの制御がテーマの親子教室では、怒った顔を風船に描いて可視化する=東京都港区(菅野昭子さん提供)【拡大】

 何かがあるとすぐに怒りだしてしまったり、物を投げたりしてしまう…。そんな感情のコントロールが難しくみえる子供にどう対処したらいいのか。日本アンガーマネジメント協会(東京都港区)のキッズインストラクタートレーナーで、子供への指導を行っている菅野昭子さんに聞いた。(日野稚子)

 空から降ってくる

 子供は言葉を覚えて「楽しい」「うれしい」と感情表現するようになるが、大人同様に正確に感情を認識できるようになるのは小学校低学年からだ。それまでは感情(気持ち)を自分の中に1つしか認識できず、複数の感情が別々に存在するとは思っていない。「自分がなぜ怒ってしまうのかを小学校2年生に考えてもらったら、『怒るのは空から降ってくる』と答えた。小学校低学年や未就学児では、周りの環境が自分を怒らせているから、どうにもならないものだと思っている」と菅野さんは指摘する。

 例えば、遊びたいと思ったおもちゃを友達が貸してくれなかったり、大好きな菓子を自分が望む分だけ食べられなかったりして「周りに怒らされている」と感じる。怒りは子供にとって、目に見えない、えたいが知れないものだ。

第一次感情に親子とも目を向ける

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