子供の「怒り」どう対処? 「日記・温度計」で自己感情を理解させる (2/4ページ)

2014.9.14 07:10

怒りの制御がテーマの親子教室では、怒った顔を風船に描いて可視化する=東京都港区(菅野昭子さん提供)

怒りの制御がテーマの親子教室では、怒った顔を風船に描いて可視化する=東京都港区(菅野昭子さん提供)【拡大】

 怒りは第二次感情と呼ばれる感情で、寂しさや悲しさ、不安、空腹感や眠さなど、日々の生活のストレスや疲れといった、怒る原因となる第一次感情が隠れている。だが、「喜怒哀楽という言葉があるように、人間の感情の中で怒りは大切な感情の一つ」(菅野さん)なので怒りを抹殺する必要はない。「怒っては駄目」という指導ではなく、根底にある第一次感情に親子とも目を向けることが大切だ。

 悪いことではない

 では、怒りにどのように対処すればいいのか。

 最初に、「怒るのは悪いことではない」「怒ることを自分で決めている」-の2つを理解させよう。例えば、食べたい菓子を友達が食べたという状況を想定させる。「他の物を食べるという選択肢があり、それは怒らなくても実行できる。だから怒るタイミングは自分で決めていて、怒らないこともできる。それが分かれば腑に落ちて納得する」と菅野さん。

どんな時に自分が怒るのかを子供自身が知るのも重要

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。