全日空やスタバ、人材投資で差別化 競争力強化、勝ち残りの切り札に (3/5ページ)

2014.6.27 06:07

正社員化比率を高める必要があると考える理由

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 4月の制度改定で早くも効果は表れている。15年度採用の応募は前年比10%増。「モチベーションが上がる」と学生からも好評という。

 ブランド価値を維持

 米国生まれの人気コーヒーチェーンの日本法人スターバックスコーヒージャパンも今春、全契約社員の正社員化に踏み切った。同社の3年内離職率は正社員で全国平均30%に対し5%程度。非正規を含む全スタッフの意識調査では、職場に対する満足度は89.4%と高い。そんな同社の戦略変更の目的も、採用難対策とはまた別にある。

 スターバックスは1996年に東京・銀座の松屋通りに第1号店をオープン。今では3月末時点で全国1040店、約2万4000人のスタッフを抱える大規模コーヒーチェーンに成長した。

 進出から20年近くがたち「若手だったスタッフも育児や介護といった転機を迎えるようになった。ブランドを築き上げてきたスタッフが、安心して長く働ける環境を整える必要が出てきた」と、人事・管理担当執行役員の荻野博夫氏は語る。

「働く人と会社の信頼関係があってこそ、丁寧な対応や心地よい空間を作り出せる」

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